全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ。喜びをもって主に仕えよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。
詩篇100篇1〜2節
敬拝
- 黙想 静かに礼拝に備えます
- 賛美 心を込めて主をほめたたえよう
- 祈り
- 勧め 「盲人の開眼」マルコによる福音書10章45〜52節
- 献金
- 報告
- 頌栄
- 祝祷
教会からの報告・案内
- 本日7月18日から会堂での礼拝を再開します。早朝礼拝(午前7時)、一般礼拝(午前10時)とあります。県では緊急事態宣言が出され自粛が求められています。教会でも感染防止対策をできるだけとりたいと思います。
- 県からの基本的な対策と同時に飲食にも注意しましょう。水分補給など以外では飲食しないようししてください。また座席の間隔もできるだけ空けましょう。
- 聖書の学びは、火曜日15時と、土曜日11時からあります。ぜひご参加ください。
この新型コロナウイルスが制されるように心からお祈りいたします。
愛する皆様の健康が守られますように。
メッセージ
「見えなかったものを見る」
マルコによる福音書10章45〜52節
旧約には、救い主の預言があります。それは、どのような方か、何を目的に来られるのか、何をされるのか、などが記されています。
それは「神の国」の到来になります。ですから、主イエスは宣教の初めに「神の国は近づいた。悔い改めて神を信じなさい」とメッセージされました。また、地上での生涯において、数多くのしるし(奇跡)をされました。それは、まだ見ぬ御国の証です。その1つに「盲人の目が開かれる」とあります。
「主は目の見えない者たちの目を開け、主はかがんでいる者たちを起こされる。主は正しい者たちを愛し、主は寄留者を守り、みなしごややもめを支えられる。しかし悪しき者の道は主が曲げられる。」詩篇146篇8〜9節
主イエス一行がエリコという町に来ました。エリコはヨシュアの時代に一度滅亡した町です。主の時代には別の場所で復興していました。取税人ザアカイが木に登っていた町です。今はユダヤ人は許可がないと入れない自治区です。
一行は、そのまま町を出るために出口に来ると、バルテマイという盲人の物乞いが座っていました。聖書には彼の紹介、人となりが記されています。
・父 ー テマイ「バル」というのは「子」を表していて、「バルテマイ」というのはテマイの子という意味です。
・母 ー 記されていません。しかし、バルテマイの存在は母を証しています。
・目が見えない ー 暗闇の世界です。
・物乞い ー 人のあわれみによる施しを求める生活です。
・道端に座っていた ー 道を自由に歩けません。
なぜ、聖書は「バルテマイ」を紹介し、焦点を合わせたのでしょうか。
それは、イエスに出会う前の私です。というと、ほとんどの人は、いや私ではない、と言うでしょう。私には両親がいることは同じですが、目は見えます。仕事もあるし、それで生計を立てています。道も普通に歩き、人生という道も堂々と歩いています。人から後ろ指を指されて、かがみながら歩いていませんと。確かに、私たちはバルテマイのような人生を好んで送りたいとは思いません。しかし、当時、彼は目が見えないということで生きなければならなかったのです。
盲人の開眼という奇跡は、イエスが救い主であるというしるしです。救い主しかできないのです。ですからイエスは盲人の目を開け、足なえの方を歩かせたのです。
ある日、バルテマイの前をイエスが通りかがりました。彼は預言を知っていました。救い主は「ダビデの子」と呼ばれることも。千載一偶のチャンスが与えられました。もしかしたらそのまま通り過ぎるかもしれない。バルテマイは叫びました。「私をあわれんでください」と。あわれみによる施しを求めたのです。
難破し海上を何日も漂っている時、船が近くを通った時のように、叫んだのです。
しかし、多くの人は彼の口を塞ごうとしました。彼には資格がないと思ったからです。当時は盲目に生まれることは両親か本人の罪に原因があり、裁かれているのだからと。
主イエスは「彼を呼んできなさい」と、多分弟子たちに声をかけました。彼らは目の見えない人を呼んで「心配しないで」と言います。彼らが心配していたのです。イエスが「あなたの目が見えないのは、あなたが罪を犯したからです。」因果応酬です。蒔いた種を刈り取っているのです。など、裁かれると思ったのです。学校で同じクラスの人から「先生が職員室に来なさい」と言われた時と同じようです。
バルテマイには全く心配はありませんでした。「救い主」を見たのです。信仰の目が開かれたのです。主は「わたしに何をしてほしいのか」に即座に「目が見えるようになることです」霊的な目は肉の目が見えなくても、イエスが見えるのです。見えないイエスを見て生かされるのです。「わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。」ヨハネの福音書8章12節