2021年2月28日

わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。

創世記9章13節

敬拝

  • 黙想 静かに礼拝に備えます
  • 賛美 心を込めて主をほめたたえよう
  • 祈り
  • 勧め 「契約のしるし『虹』」創世記6章1〜7節
  • 献金
  • 報告
  • 頌栄
  • 祝祷

教会からの報告・案内

  • 県の緊急事態宣言が本日で終わり、今週から会堂で集まっての礼拝を再開します。感染予防対策を取りながらの集まりです。守られるようにお祈りください。
  • 教会員になるには。
    当教会では、個人的にイエスを救い主として信じ、水のバプテスマを受けられた兄姉が、主の弟子として教会に加わりたいと意思表示されてメンバーとなります。そのためのご案内として「単立 恵みバプテスト教会」のレジュメを作りました。また教会の信仰告白も綴じられています。ぜひご覧ください。心から歓迎します。現在教会員は61名です。

この新型コロナウイルスが制されるように心からお祈りいたします。
愛する皆様の健康が守られますように。

今週の予定

2月28日(日)7:00早朝礼拝
 10:00一般礼拝 創造主を賛美し、礼拝します。
  教会楽校 礼拝の中で子供たちがクラス毎に聖書を学びます。
3月2日(火)15:00聖書の学び
3月3日(水)20:00聖書の学びと祈り会(使徒の働き)
3月6日(土)11:00聖書の学び(マタイによる福音書)

 

メッセージ

「契約のしるし『虹』」

創世記6章1〜7節

「虹」は雨の後ノアの時代の洪水まで、空に虹がかかることはありませんでした。地球の周りを「水の層」が被っていて、宇宙から来る紫外線などを、オゾン層のように遮断していました。ノアの家族が、箱舟から出てきて虹を見たときは感動したと思います。聖書では黙示録でヨハネが、天に着座されている主がおられ、御座の周りには、エメラルドのように見える虹があったと証しています(ヨハネの黙示録4章3節)。ほとんどの虹は地から天に上がり、円を描いて地に帰る、天と地をつなぐ主の契約の働きを象徴しているようです。

今年はここ数十年なかった未曾有の出来事に直面しています。誰も予想していなかったと思いますが、最近の世の中を見てみると、私が子どもの頃には考えられなかったことがたくさんあります。私の家では水道はなく、電話もなく、電灯も一家に1つ、それも停電がよくありました。もちろん携帯電話もありませんでした。

ノアの時代はアダムから1000年後、今から5000年ほど昔です。現在と環境が著しく違い、地球の周りに「大空の上にある水」(創世記1章7節)が、オゾン層のようにカバーして、人の生涯も1000年近くあり長寿でした。ノアはアダムと重なっている部分があったと思います。創造主は「神とともにある」ノアにみことばを与えます。それが洪水と、箱舟建設です。

もちろんノアにとっては未曾有の出来事です。世界が洪水で滅ぼされるのです。神は「非常に良かった」(創世記1章31節)と満足されている世界をどうして滅ぼそうとされたのでしょうか。「造ったことを悔やみ、心を痛めておられる」(創世記6章6節)ほどに。

それは、相当の理由があったからです。その理由は創世記6章5節に「主は地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾く」です。「悪が増大し」の「悪」は創造主の神を否定することです。「その心に図ること」は、人のビジョン、計画、求めなどの設計図、行程表です。「傾く」は実際の行いを指しています。一言で言えば「偶像礼拝」です。人は「神なしで自分の力で生きていく」ことを選ぶのです。創世記6章2節の「神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、それぞれ自分が選んだ者を妻とした。」とあります。この「神の子」というのは「堕落した天使」ですが、天使はもちろん結婚しません。マタイの福音書22章30節で主は「復活の時には人はめとることも嫁ぐこともなく、天の御使いのようです」とあります。では「妻とした」「子ができた」とはどういう意味でしょうか。それは結婚は「契約」を意味します。例えば、教会は「キリストの花嫁」と言われているのと同じです。ここには妻だけで夫はでてきません。人は悪霊と契約し、悪霊はいよいよ人から神を遠ざけていく働きを始めます。

洪水は、「地に悪が増大した」結果の創造主のさばきです。創造主を認めない、排斥するような考え、行動のようなものです。主は「信仰によらないことをみな罪です」と預言されました。

現在的にいうと「唯物論」、人は偶然に生まれ、進化してきた生物の頂点にあるのであって、神も霊も死後のないという思想です。人間の能力がすべてであって、それ以上でもそれ以下でもないという偶像に仕えているのです。

聖書の時代のユダヤ教徒のサドカイ派も「霊も死後も復活もない」と考えていました。ですからこの思想は今に始まったことではありません。ですから、身長も能力も優れた「ネフィリム」がもてはやされました。神を認めない、創造主を否定するという一丁目一番地が違ってしまったのです。そして今も、この宇宙や生命の痕跡を求めて学び活動しています。神は「人を地の面から消し去ろう」「地上のすべてのものは死に絶える」と仰せられましたが、「恵みの逃れの道」を用意されました。それがゴフェルの木で造った箱舟であり、信じて箱舟に入る者は「すべてのもの」から除外されたのです。その契約は救い主を主としますが、契約のしるしが「虹」であり、虹は地と天の「つなぎ」とされました。