まことに、まことに、あなたがたに言います。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わされた方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきにあうことがなく、死からいのちに移っています。
ヨハネによる福音書5章1〜24節
敬拝
- 黙想 静かに礼拝に備えます
- 賛美 心を込めて主をほめたたえよう
- 祈り
- 勧め 「主にある勝利と希望」ローマ人への手紙8章18〜30節
- 報告
- 祝祷
教会からの報告・案内
- 世は今まで経験したことのない試練に立たされています。礼拝はどのような条件でも守られて来ました。しかし、今回やむなく休むこととしました。それは今回の問題は、かなり広範囲で、見えないウイルスであること、また感染していても症状が出ない場合や、軽症、さらに死に至ることもあるからです。また、未知の部分も多く、高齢者や免疫力低下されている方はさらに危険にさらされることとなり得ることが分かって来ました。また自分だけでなく、感染し得ることはアダムの罪と似ていて、さらに隣人を傷つけることになり、当人の自覚なしに拡大する恐れも指摘されています。
さらに厄介な事に、いつまで続くかも明確に分かっていません。ですからしばらく続く事となりますが、お祈りいただければ幸いです。
礼拝を休む事は、本日と5月3日としています。状況は変わりつつあるのでその都度ご報告させていただきます。 - 中城礼拝は10時からインターネットで配信しています。機材のある方はお聞きください。また週報と礼拝のCDをできるだけ発送したいと思います。
自宅で過ごされる事が多いと思いますが、できたら詩篇91篇を読んでくだされば幸いです。 - 世界中の、そして仕事や学業で内地にいる兄姉が守られるように祈りましょう。
- 献金をされる方は振込ができます。
沖縄海邦銀行 普天間支店
店番:042
口座番号:653969
普通
名義:単立恵みバプテスト教会
今週の予定
すべて休止です。
メッセージ
「主にある勝利と希望」ローマ人への手紙8章18〜30節
使徒パウロはローマの教会に対して、現在私たちに与えられている原理について記しました。それはやがてキリストと共に栄光にあずかる事、今の苦しみはキリストと共に苦しんでいる事、そしてそこに苦難に対する正しい理解と将来に対する希望を記しています。パウロの直面している苦難と現在の状況とは違いますが、苦難に直面しているという事は同じです。
パウロは8章18節で「私は考えます」と記していますが、これはパウロが好んで使う言葉です。「今の時の苦難は・・・」は当時のキリスト者の直面している迫害を指しています。それはキリスト者だけでなく全世界の被造物自体も苦しんでいると表現しています。創世記を紐解くと、天地万物は人間が住みやすいように配慮されていました。しかしアダムの罪がアダムだけでなくその子、子孫、すべての人間、また自然界そのものを虚無、滅びの束縛の中に閉じ込めてしまいました。それはいまに至るまで、共にうめき、共に産みの苦しみをしていると言います。菜食だった人間が動物を食べるようになり、また動物が動物を食べる弱肉強食となり、神が造られたものに改良が加えられ、人の手に負えなくなりつつあります。サイエンスフィクション的には「猿」や「AI」が支配するような世界も始まりつつあるのではないでしょうか。今回のウイルスも新型で、創造の状態から変革されて来た結果です。人は神の分野に手を突っ込んできたような気がします。最初に原子爆弾を作った科学者は「私たちは地獄を作り出した」と言ったそうですが、今、発生する放射能物質の制御ができなくなりつつあります。汚染と破壊が続いていると言えるでしょう。ダニエル書や黙示録が警告している「終わり」が近づきつつあるのかもしれません。かくいう私も科学の進歩を甘受してきました。
しかし、聖書はやがて滅んでいく世界ではなく、新天新地という希望が示されています。イスラエルが律法を与えられても、履行する事ができずに、逆に律法が自分をさばき滅ぼされる結果を生んでいます。罪ある人間の「行い」では誰も神の求められる域には達し得ないのです。
神は人に何を求めておられるでしょう。それは人の力でパラダイスを形成する事ができず、神だけが人を幸せに祝福され得る方である事を知り信じる事にあります。
今、起こっている自然界に蒔いた種の刈り取りかもしれません。「うめき」も「・・・すべてのことが共に働いて益とされる」(8章23節)事となるのです。
それは「今の世」がすべてではなく「次の世」が用意されているからです。「今の体がすべて」ではなく、やがて与えられる「復活の体」に導かれているからです。それは「御霊の初穂」である、聖霊の内住、聖霊の賜物である永遠の被造物である自然界も「滅びの束縛から解放されて、神の子供たちの栄光の自由」に入れられます。マタイ11章28節「すべて疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのもとに来なさい。わたしがあなたを休ませてあげます。」