「人はみな草のよう。その栄えはみな草のようだ。草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは永遠に立つ。」とあるからです。これが、あなたがたに福音として宣べ伝えられたことばです。
ペテロの手紙第一1章24~25節
敬拝
- 賛美 主のご栄光をほめたたえます
- 祈り
- 勧め 「心の貧しい者は幸いです」マタイによる福音書5章3節
- 献金
- 報告
- 頌栄
- 祝祷
教会からの報告・案内
- 法人の申請が法務局に受理され、登記が終わりました。お祈りに感謝します。
- 2022年5月29日(日)11:30amに教会総会を行います。教会員の方はお集まりください。
ディボーションノート「水路のそば」
5月16日(月) | テモテへの手紙第二3章1〜17節 |
5月17日(火) | テモテへの手紙第二4章1〜22節 |
5月18日(水) | 列王記第一1章1〜31節 |
5月19日(木) | 列王記第一1章32〜53節 |
5月20日(金) | 列王記第一2章1〜25節 |
5月21日(土) | 列王記第一2章26〜46節 |
5月22日(日) | 詩篇108篇1〜13節 |
この新型コロナウイルスが制されるように心からお祈りいたします。
愛する皆様の健康が守られますように。
メッセージ
心の貧しい者は幸いです
マタイによる福音書5章3節
主イエスが、悪魔の誘惑を退けられ、いよいよガリラヤで宣教を開始されます。第一声は、「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」です。湖畔で網を洗っていた漁師たちには「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう」と仰いました。
主は、ユダヤの会堂で教えられ、病に苦しむ人をいやされ、国中から人々が集まり、イエスに従いました。この群集を見て、山に登られ、群集も弟子たちもみもとに来ました。そこでイエスは、「教え」をされます。人々は、何を話されるのだろうと固唾をのんで聞き耳を立てます。しかし、意外なことをイエスは話し始められます。「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだらかです。」と。
1、先ず「心」とは何でしょう。それは、思いとか人格とか考えます。ですが、聖書では「たましい」とも訳され、その人の知識、感情、意志を言います。では「貧しい」とはどのような状態でしょうか。経済的な貧しさは、無一文、財布が空っぽなどと言いますが、同じように「心が貧しい」とは、心に「神のいのち」が働いていない、つながっていない状況を言います。「罪の報酬は死です」(ローマ人への手紙6章23節)の意味です。罪が、人と神とのいのちの関係を遮断しているのです。
逆に、「心が豊か」というのは、自分の財産、能力で心を満たしている状態です。ルカによる福音書12章で、「ある金持ち」のた例えがあります。畑が豊作で、自分の蔵(ある意味、心)が満たされている状態です。その金持ちが「自分のたましい(心)にこう言おう。『わがたましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ休め、食べて、飲んで楽しめ」(ルカによる福音書12章19節)と言います。ですが、聖書は、「これは愚かだ。どうして、それは地上の生涯だけで死後役に立たない裸だ。」と言っています。主は、ある青年に「金持ちが天の御国に入ることの難しいことを」を諭されました。心が豊かだと思っていることの状態です。
主が言われた「心の貧しさ」とは、霊的な貧しさで、「神のいのちのない」状態です。なぜそれが幸いかというと、「空っぽで飢え渇いている」ことを知り、満たされることを求めているからです。
2、聖書で「幸い」とは「神に祝福される」ことで、空っぽの心に聖霊が与えられ、「御霊に満たされる」恵みに預かれるからです。
「天の御国はその人たちのものだからです。」恵みは、天の御国の市民権も与えられるのです。信じるだけで。
3、国籍ー「私たちの国籍は天にあります」ピリピ人への手紙3章20節
私が沖縄に来て、外国に行きたいと思い「パスポート」が必要になりました。そのためには「本籍地」に行く必要があります。それまで私の本籍地は兵庫県でした。パスポートは、日本国民が外国に行くときに、その国に入国するための「身分証明書」です。国が保証します。実は、旅券だけでなく、ビザ(その国の許可証)も必要なのですが、日本はビザを免れている国が多いです。
イサムノグチという彫刻家がいます。父は日本人、母はアメリカ人です。日米戦争の時に、アメリカに住む日系人は収容所に入れられました。著名な芸術家で、原爆記念公園のモニュメントの依頼がありましたが、断られました。彼はアメリカ人だったからです。ケネディー大統領の墓も依頼がありましたが、途中で断られました。彼は日本人だったからです。彼はがっかりしましたが、ある時、建築家の丹下健三に出会い、ノグチの作品が用いられたのです。彼は、この地上には、国籍がないも同然でした。
神の国は、民族、国籍、男女問わず、すべての信じる者に与えられる恵みの祝福です。使徒4章12節に「この方以外にはだれによっても救いはありません。いや、この方だけがまことの、永遠の祝福を与えることができるのです。」とあります。
「カエル・アルトマン」という人がいます。彼は、マクドナルドで食事のあと、店の前でホームレスに出会います。「デニー」という方です。彼は、持っていた小銭を全部差し出して1つの質問をしました。「一番いやなことは何ですか」デニーは「人に助けを求めることです」と答えました。「では、なぜいやなことをするのですか」と問います。すると「ほかに方法がないからです」と答えます。