目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、人の心に思い浮かんだことがないものを、神は、神を愛する者たちに備えてくださった。
コリント人への手紙第一2章9節
敬拝
- 黙想 静かに礼拝に備えます
- 賛美 心を込めて主をほめたたえよう
- 祈り
- 勧め 「家族ってなに?」ヨシュア記24章15節
- 献金
- 報告
- 頌栄
- 祝祷
教会からの報告・案内
- 2021年のイースターは4月4日です。会堂が飾られています。本当に感謝です。
- 新型コロナウィルスの感染が続いています。教会の礼拝、行事も変則ですが、同時配信したいと考えています。ですが、電波の具合が悪い時は、昼頃の配信となりますので、もし10時を過ぎても映らなかったら、昼ごろまでお待ちください。配信用URLは本サイトでご確認ください。
- 入学、就職のシーズンになりました。新たな門出に祝在らんことをお祈りいたします。
- ウィークデーの聖書の学びは再開されています。火曜日15:00、水曜日20:00、土曜日11:00にあります。
- 2021年4月4日、復活祭礼拝のあと、終活セミナーを開催いたします。昼食はお弁当を注文する予定です。
この新型コロナウイルスが制されるように心からお祈りいたします。
愛する皆様の健康が守られますように。
今週の予定
3月21日(日) | 7:00 | 早朝礼拝 |
10:00 | 一般礼拝 創造主を賛美し、礼拝します。 | |
教会楽校 礼拝の中で子供たちがクラス毎に聖書を学びます。 | ||
3月23日(火) | 15:00 | 聖書の学び |
3月24日(水) | 20:00 | 聖書の学びと祈り会 |
3月27日(土) | 11:00 | 聖書の学び |
メッセージ
「家族って何?」
ヨシュア記24章15節
先週あたりからコロナの感染状況が第四波の入り口ではないか、と県が発表しました。何かと不安のある時代です。教会でも礼拝の配信が始まりましたが、仕事もリモートで職場に出社せず、家庭で働く人が増えました。当然ながら家族が家庭で過ごす時間が長くなります。感染状況を見ていますと、最近は家族間の感染が増えてきたとのこと、頷けます。食事など密を回避することは難しいと思います。このことは、家族それぞれが持っている役割が見えてきます。
そこで家族とは何かという大変重く大切なことを聖書から見たいと思います。
聖書は、初めの人アダムを造られた後、「人はひとりでいるのは良くない。わたしは人のために、ふさわしい助け手を造ろう。」(創世記2章18節)と、関係で生きることによって助けになると導かれました。家族は関係で成立しています。これは家族に限らず、誰でも一人で生きるのは困難であるとの配慮です。
そもそも神は「父、御子、御霊」の三位一体の愛の関係です。愛は関係によって生まれ、育ち、維持するのです。
同じように家族とは、父親、母親、子供、孫などの愛の交わりです。これは「神のかたち」の一つと言えます。神の愛は「アガペー(犠牲の愛)」ですが、このアガペーを具現できるのが家族の関係です。それぞれが与えることによる喜びがあります。親が子供を育てたことによって、自分の老後を見なければならないという脅迫はありません。世の関係は持ちつ持たれつですが、家族では「持ちつ持ちつ」です。
面白いことに、夫は妻を(逆も必要)選びますが、親子、あるいは孫を選ぶことはできず、全て神の配慮です。いや、救われる以前に結婚した時も、神の配慮の枠の中と私は信じています。家族には、神の愛も、兄弟愛も、夫婦の愛も存在し得るのです。
アメリカのある新聞で、言葉の定義コンテストがありました。採用されたのは、例えば
お金:天国以外の全てのところに連れて行き、幸せ以外の全てのものを買うことができるもの
友人:全世界の全ての人が離れていったときに、そばにいてくれる人
などがありました。
では、家族に必要な愛とは何でしょうか。三つあります。
1、互いの存在を喜ぶ
いてくれて嬉しい、生まれてくれて幸せ。世間には持ち物を喜ぶ傾向があります。財産、能力、容姿などです。限りあるものではなく、無限のいのちの存在を喜ぶ。
2、赦し
互いに違いがあり、自分の価値観に合わせるように変えようとしますが、違っているそのままを受け入れることです。もちろん罪や悪を許せとは論外です。
3、以上の二つは一つの原則でなります
それは「ヨシュア」です。彼は出エジプトしたイスラエルの民とカナン(約束の地)を目指していました。ですが民は、エジプトが良かった、ヨルダン川の東側もまんざらでもない、カナンには強い民がいる、など、みことばに従うことを躊躇しました。その時ヨシュアは「主に仕えることが不満なら、・・・あなたがたが仕えようと思うものを、今日選ぶがよい。ただし、私と私の家は主に仕える。」(ヨシュア記24章14節)と言いました。
家族とは、この世界で唯一、神の愛の交わりが可能な集まりです。今、家族が傷ついています。病んでいるのかもしれません。神が造られた愛の交わりが崩壊しているのかもしれません。今、個人にも家族にも神が必要です。