２０２１年２月２１日

主よ。世々にわたって、あなたは私たちの住まいです。山々が生まれる前から、地と世界を、あなたが生み出す前から、とこしえからとこしえまで、あなたは神です。
詩篇90篇1節

敬拝

先週（2021年2月14日）、2021年信徒総会が開かれ、議案事項が承認されました。それは現在の状況が集まり自体スムーズにいかず、そのスケジュールも履行できず、今年も想定外のことが起こり得ると思います。ただ、教会はいつでもキリストに在って守られ働きが導かれるように祈るばかりです。
礼拝の集まりについて、県の非常事態宣言が2月末まで延長となりましたので、このままライブ配信を続ける予定です。ただ、状況によって再開できたらと願っています。教会のためにも祈っていただければ幸いです。
この状況がいつまで続くかは定かではありませんが、主の平安と守りをお祈りいたします。
献金は振り込むことができます。
沖縄海邦銀行　普天間支店　店番：042 口座番号：653969
名義：単立恵みバプテスト教会

この新型コロナウイルスが制されるように心からお祈りいたします。
愛する皆様の健康が守られますように。

礼拝、祈り会、聖書の学びはお休みです。

「きよめの集会」

ネヘミヤ記8章18節〜9章3節

530BC時代、イスラエルの民は70年の長い捕囚が終わって約束の地に帰還しました。この時代、二人のリーダーがいました。みことばを説き明かす「エズラ」、政治的な現業部分を担当する「ネヘミヤ」、民の帰還は一度ではなく数度に渡って実行されています。

帰還したエルサレムは、戦争のあと手付かずで荒れ放題の様を示し、神殿も町も崩壊し瓦礫化していた状態です。

民は広場に集まり、「神のみおしえの書を読み、その意味を明快に示したので、民は読まれたことを理解した」（ネヘミヤ記8章8節）。その律法の書の中に「仮庵の祭り」の記述を見出しました。

「仮庵の祭り」
ヘブル語で「ハグ・ハッスコース」
第7月15日から七日間、荒野の放浪を覚え「テント」に住み、火によるささげものがささげられ、聖なる会合がもたれ、労働が禁じられました。
レビ記23章33〜42節、民数記29章12〜38節、申命記16章13〜15節

彼らは「きよめの集会」をして、悔い改めたました。それは原点に立ち返る時でもありました。

１、断食

人とは何者か、天地は神によって創造され、世界歴史も人の生涯も、すべてこの創造主によるものです。

イスラエルの民もヤコブから始まり、歴史を通して神の働きを見てきました。この叫びは、使徒の働きのペテロやステパノのメッセージと似ています。それは人間中心ではなく、神の恵みによって生かされてきた、その中で悲喜こもごもがありましたが、常に「神の御手」の中で守られてきました。

ここで「仮庵の祭り」が示されました。これはイスラエルの民がエジプトの苦しみから解放され、荒野の40年間過酷な旅を思い起こしました。約束の地カナンからヤコブとその家族がエジプトに来た時から、彼らはエジプトの中でも荒野でも「仮庵」に住み、寄留者でした。

断食は、そのような中でも、自分たちの力で働いたことがいのちを支えたのではなく、常にどこでも神がいのちを支えて下さったことを知る機会でもありました。仮庵の祭りは「収穫祭」であり「勤労感謝の日」とは違います。労働が収穫をもたらしたのではなく、神が労働を通して与えてくださった事の賛美でもあります。

バビロン捕囚は民族の存亡に関わる大問題でしたが、断食を通して、いのちを支える食べ物も神の恵みの祝福であることを知らされたのです。それは奴隷の時も荒野で「マナ」として恵みを与えられたことを感謝したのです。

２、粗布をまとって土をかぶる

粗布は人の裸の恥を被う最も粗末な着物です。それはアダムが罪を犯した時、身に付けた「いちじくの葉」を現し、真実に自分のいのちと裸をカバーする働きがないことを証しているのです。葉はやがて朽ち、土に還るのです。

先祖たちがバビロン捕囚というさばきを経験したのは、その罪によると、先祖とはアダムであり、ヤコブです。聖書の中で先祖たちの罪を告白しているのは「ネヘミヤ」だけです。

３、悔い改めは「「きよめの礼拝」で

民はみことばの朗読を聴き、罪を告白して礼拝しました。それは裸の自分自身を神の前にさらけ出す時でもありました。私のすべては神の恵みによる祝福であると。

私たちは今、粗布として荒削りの十字架に釘づけされた「尊い血」によってきよめられています。主は土に還り（埋葬）、黄泉にくだられ、よみがえられました。この主とともにした「悔い改めの強盗」のように、いつも主とともにある恵みに預かっています。その契約を神と結んだのです。（ネヘミヤ記9章38節）