すると彼は夢を見た。見よ。一つのはしごが地に立てられていた。その上の端は天に届き、見よ。神の使いたちが、そのはしごを上り下りしていた。
創世記28章12節
敬拝
- 黙想 静かに礼拝に備えます
- 賛美 心を込めて主をほめたたえよう
- 祈り
- 勧め 「人の知恵を超えた神の啓示」ダニエル書2章19〜30節
- 献金
- 報告
- 頌栄
- 祝祷
教会からの報告・案内
- 本日4月18日の7時からと10時からの会堂での礼拝はお休みです。来週4月25日は早朝礼拝も10時礼拝も会堂で捧げる予定です。ぜひ礼拝を捧げることができるようにお祈りください。
- 教会おひとりおひとり、そしてご家族が守られますように心からお祈りいたします。
この新型コロナウイルスが制されるように心からお祈りいたします。
愛する皆様の健康が守られますように。
今週の予定
礼拝、祈り会、聖書の学びはお休みです。
メッセージ
「世界と歴史、人々を導かれる神」
ダニエル書2章19〜30節
「バビロン」、それは世界最初の帝国であり、神に挑戦するものとして「バベルの塔」を建てました。その結果、今までの一つのことばが乱され、人々は離散しました。その数千年後、新しいバビロン帝国が興り、ネブカドネツァルが即位しました(605BC)。また終末時代にヨーロッパから興る帝国を「バビロン」と呼んでいます。
歴史を通してバビロンは人間の帝国の「型」として示されています。特に「ネブカドネツァル王の夢」はその経綸を長く示しています。
当時、夢は神の御告げだと信じられていました。良い夢と悪い夢がありました。ヨセフも神の啓示の夢を見、兄弟たちに告げると反感を持たれ「夢見る者」と揶揄されています。
王の見た夢は巨大な像で、頭は金、腕と両腕は銀、胴は銅、足は鉄、足の指は10本に分かれ鉄に砂が混じっていました。
王はこの夢にただならぬ思いを持ち、心が騒ぎました。そこで、いつものように夢の説き明かしを求め、呪術師、呪文師、カルデヤ人(知識人・知者)が呼び出されました。
しかし、今回の王の夢はいつもと違っていました。彼らに夢の内容を明かさなかったのです。彼らも夢の内容が分からなければ説き明かしのしようがないので、王に更に内容を明かすように求めましたが、王は応えませんでした。
ダニエル書2章27節には「占星術師」が出てきます。知者は人間の知恵、呪文師たちは何か霊的な力を持っていると見られていた人たち、占星術は星の動きで吉兆を判断していました。主のご降誕の時の東の博士たちも、星の動きを計算しているような人たちだったと言われています。
王は彼らが、もし説き明かしができなければ全員処罰されると聞いていました。知者たちを捕らえにきたアリヨクにダニエルは少しの猶予を求めます。
ダニエルは同僚たちが一緒に滅ぼされないように天の神にあわれみを求めて祈りました。その時、夜の幻のうちに神からのみことばが示されました。
アリヨクは、ダニエルを連れて王の前に出ました。ダニエルは、神から与えられた啓示「夢」はこの世のもの知恵者、霊的力を持っていると見られる人もできないと言いました。
ダニエルの答え(ダニエル書9章27〜28節)
星占いという単語はアラム語で「切る」と言い、神のいのち、知恵、力から切れていることを指します。人間は神のかたちに似せて造られ、世界を主にあって管理することが求められています。しかし神との断絶は、どれだけ知恵が優れていても、悪霊を追い出すほどの力を持っていても、神との関係が切れているなら、足りないのです。ですから、道も真理もいのちもないと言います。
なぜなら、この世の知恵は「神を除いて」建てあげようとしているし、人を驚嘆させるような術を心得ていても、神の力には到底及ばないことを示されたのです。
現在は色々な意味では世界は終末に近づいているのではないかという人々がいますが、もしそうならば、終末は人間の対処能力の限界であり、神の国が実現する介入の時とも言えます。どんなに栄えても、崩れ落ち、新天新地が実現するのでしょう。